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治療以前の問題 - 2012.02.23 Thu


リハビリテーションであれ、カウンセリングやコーチングであれ、身体的な施術であれ、
どんなセラピーであっても
治療関係を作るまでの、治療以前の問題が実は一番難しく、テクニックも必要なのではないかとよく思います。


治療以前の問題は、私が難しいと思っている割には、それほど学会などの、学術的な場面ではあまり大きく取り扱われる事もなく、大々的な研究も少ないのではないでしょうか。




治療以前の問題

つまり、クライアントが治療ないし、セッションを受けたいと希望してくるまでの問題です。




「カウンセラーをやっているのだけど、なかなかクライアントが見つからなくて困る」とか

「治療院・整体院を開業してみたけど、患者さんが集まらなくて困る。患者さんが来さえすれば確実に結果を出せる自信があるのに・・・」

とか

また、
病院で働くセラピストであっても

「なかなか患者さんがリハビリに協力的じゃなくて困っています。」
とか
「患者さんがお部屋にこもってしまい、リハビリ室に来ないので困る」とか

そういう問題の事を、私は治療以前の問題だなと思います。




病院で待っているだけの治療やリハビリをしているとなかなかピンとこない話かもしれませんが、
こういった問題というのは、現実にはたくさんあるのではないでしょうか。


待っているだけで、ただただ困っている人が自分の所にやってきて、治療を受けて帰ってくれる。
そういう状態に慣れてしまうと、

「病気なのに病院に来ない。」
「治ろうという意志がない。」
「困っているのに相談に来ない。」
「病気や問題にうちのめされていて、自分の事はどうでもいいと思っている。」
「自分の問題から目をそむけようとしている。」


こういう患者さんは、ただの困った人として扱われ、治療の対象ではないと思うかもしれません。



しかし、
こういう方々とも、治療同意を得て、治療関係を結んでいこうとする事から、専門職ならではの、スキルや経験が試される事なのではないかと思います。



そして、必要性を感じていない人に、自分のできる事の必要性を説明して納得させるような事ができる。
それこそが専門職としての実力なのではないかなと思います。





リハビリの養成校での教育は、そこの部分をあまり教えてくれません。

簡単にいえば集客の問題です。

どうやって作業療法の対象者を集めるのかという観点で、教えてくれる事はほとんどないのです。


私の習ってきた作業療法教育では、最初から患者さんがいるという前提でスタートします。

それがまず現実の臨床とは違い少し甘いように思うのです。


医師の処方が出て患者さんと出会って、評価して、治療するっていう流れです。

でも現実の臨床では医師が作業療法の必要性を感じてくれなくて、全然処方戔を書いてくれない事もあります。



その辺りの事をとりあえずすっ飛ばして、いきなり作業療法を教えるのが今の作業療法教育だと思います。


学生の臨床実習がその象徴的な例です。

臨床実習では、担当の患者さんをスーパーバイザーが見つけてくれたり、ある特定の患者さんのなかから学生さんに選ばせるという形で行われます。


これは作業療法という、一つの勉強の手法としてはいいのかもしれませんが、
作業療法の必要性を自ら示していくというバイタリティーを育ていくには少しもの足りないと思います。



もし理想をいうとすれば、
OT学生が実習地に来たら「OT学生の担当を受けてみませんか?」など、ポスターやチラシを作って、病院内にPRする所から始め、
学生さんに担当してもらいたいという人がでてきたら、OT学生を担当させるとか。

そういう事をしてもよいのかもしれないのです。


つまり集客の所から、学生に取り組ませる事も、勉強になるのではないかと思うのです。
実際には学生に負荷が大きすぎるように思うので私はそんな事はしませんが・・・






長々と書いて来ましたが、私がこの記事でいいたい事は、
とにかく治療以前の問題を大切に扱いたいなという事です。


それこそが、専門家としての技や知識が試される所であるし、学生と専門家の大きな違いなのではないかという事です。



そんな事をつらつら思う今日この頃です。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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Author:ぱきら (杉長彬)
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学習療法士
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