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2008-12

平成20年12月5日 - 2008.12.05 Fri

20081205080255
水菜登場です。

今日テレビを見ていたら、ADHDの方が体験している世界を疑似体験できる装置を製薬会社が開発した。というニュースをやっていて、おもしろいなと思いました。
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本人・家族のためのSST実践ガイド - 2008.12.05 Fri

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SSTに関する本です。オムニバス形式で、SSTに関して色々な人が、いろいろな事を論じています。
内容は大きく4つに分かれていて、①生活支援とSST②就労支援とSST③医療現場でのSST④子供のスキルとなっています。様々な立場からいろんな人が書いているという感じです。

あまりに多くの人が色々と書いている感じなので、本としてはあまりまとまり無い感じですが、面白かったのは、SSTを受けた当事者の方の手記がいくつがあったことです。

ひとつの手記の中である方が、「話しすぎて困ってしまう」、「多弁なんだけど必要な事を主張できない。」なんて事で困っており、SSTは本来あまり話すのが苦手な人の用に作られているので、私の練習課題のためには自分専用の練習課題が必要だった。というような事を書いています。

おもしろいな~と思いました。私自身もSSTを始めて半年くらいになりますが、「話しすぎて困ってしまう」、「話しすぎてなんだか気づいた時には人から嫌われてしまって困っている」なんていう方に会う事が多々あります。
そういった方の場合、SST中、本人もかなり多弁にまくし立ててくるので、私も他の参加者も何が言いたいのかわからなかったり、こちらの意見を聞き入れていただく事が難しかったりして、うまく練習課題が見つけられず、あまり有意義な時間にならなかったかな~と失敗感を感じてセッションを終わる事があります。

ただ、そのようなセッションを思い返してみると、どの方もセッションどこかで、「私は喋りすぎて困ってしまう。」「喋りすぎて嫌われてしまう。」などの思いを話している事があったなあ~と思います。

この当事者の手記を読んで、強く感じたのは、「躁状態の人だって、自分自身困っているのだ。」という事です。
その事に自分自身気づいていなかったわけでもないし、患者さんからそのような声を聞いた事が無いわけでもないのですが、治療者として見逃していたかな~うまく汲み取れていなかったな~と感じました。

そんな事を考えさせられた手記でした。SSTをやり始めてだいたい9ヶ月くらいになりますが、難しいな~と感じる事も多いですが、やればやるほど面白いなと感じるところもあります。
このような本をチョコチョコ読んでモチベーションをあげていきたいなっと思います。

本人・家族のためのSST実践ガイド本人・家族のためのSST実践ガイド
(2008/08)
前田 ケイ安西 信雄

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プロフィール

ぱきら (杉長彬)

Author:ぱきら (杉長彬)
作業療法士
NLPマスタープラクティショナー
心療回想士
学習療法士
EFTレベルⅡ


作業療法とNLPという二つのツールを使って、人が自分の事をもっともっと好きになれるようなアイディアをシェアして行きたいと思います。




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